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2009年 05月 08日
明日また満月を迎えます。ずいぶんと間が開いてしまって、とっても反省しています・・。 「風のバザール」 たくさんの方の出店ご参加、またご来店 ありがとうございました。 おかげさまで、楽しいバザールとなりました。 「風のバザール」は、「星のまきば」という物語をイメージして、 お友達のミカさんと実現しました。 山のあちこちに住むジプシーたちが毎年「夏のバザール」という市に集まって 自分の作ったものや育てたものを売り、またそれぞれに楽器を持って オーケストラで演奏するというとっても素敵なお話です。 イメージどおりに あちこちからステキな仲間たちが集まってくれて、 ワイワイと楽しいものとなり 感激しています。 いつかオーケストラも実現できたらな‥と夢を膨らませています。 今回、以前にわたしたちがやっていた「あそぼうー大地と水と人と風とー」に 来ていた女の子が仲間として出店してくれました。 当時10歳だった彼女は今年17歳になります。 そんな彼女と肩を並べてこんなマーケットをすることができる幸せ・・・。 私たちのこの小さな工房が見違えるほどにぎわって、 素敵なものや人々にあふれた幸せ・・・。 また、人の手でつくられたものたちの美しさだとか温かさだとかを たくさん感じることのできた2日間でした。 この幸せな気分をたくさんの人に感じていただけるようにこれからも がんばりたいと思います。 秋、9月の連休(シルバーウィークって言うそうです)にまたできたらなと計画中です。 #
by ohisamato-kaze
| 2009-05-08 23:02
2009年 03月 11日
今夜のまんまるお月さんは、雲ひとつない夜空に明るく輝いています。
去年の夏に姪っ子や甥っ子たちと満月のお月見をしたことを思い出しました。 あのお月さんもきれいだったなあ・・・ さて、本日は工房のある椿ヶ鼻ハイランドパーク内が全域停電だったために、 私たちの工房も電気がストップして、電動機械が使えませんでした。 なので、今日は手作業の日! とんとん、こつこつ、しゅっしゅっ と静かな音でのおもちゃづくりです。 ジャァァンとうるさい丸のこも、ギィィィンと騒々しい電動かんなもなし! なかなか良い感じの工房なのです。 今日の私のお仕事はガラガラ磨き。 おひさまとかぜのガラガラは、磨きにこだわっています。 無垢の木材は水にぬれると繊維が立ち上がり、けばけばになってしまいます。 赤ちゃんのガラガラは、べろべろと舐められていつもぬれている状態ですから すぐにけばけば、ざらざらになってしまうんです。 なので、うちのガラガラはできるかぎりざらざらにならないように なんどもなんども磨く作業をしています。 だいたいの型が出来てから、#100>#180>#240>#320>#400と 順番に磨き上げ、その後水でぬらし毛羽立たせ、#400で磨きまた水でぬらす この作業を3回から4回くりかえし、最後に#1000で仕上げて布でふきあげて 完成です。ここまでやると、少々ぬれても毛羽立ちません。 せっせせっせと磨く作業は、まるで修行ですが、 出来上がりのスベスベ感は大満足の仕事です。 わたしたちのおもちゃ第一号は長男タクロウのためにつくったガラガラでした。 ほとんど手作業でつくったガラガラ あかちゃんが最初に触れるおもちゃとして、木製のガラガラはとてもやさしいものです。 そして、ガラガラというもの自体が神聖なイメージ・・ だから、つくっているときも気を使ってつくっています。 数をこなさなければならないものだけれど、ひとつひとつおもいをこめてつくっています。 そうして出来上がったガラガラをもっている赤ちゃんを見て 「あ、ガラガラって赤ちゃんが持ってはじめて完成するんだな」 と、小さな手の中におさまっているガラガラの素敵な姿にハッとしました。 おもちゃもきっとそうですね。 使われて初めて、おもちゃとしてのいのちを吹き込まれるのだと・・・ #
by ohisamato-kaze
| 2009-03-11 23:32
2009年 02月 09日
森のくらしのブログで連日話題となっている
我が家の羊の赤ちゃんのこと もう充分!と思われている方にはごめんなさい。 今 我が家での話題はこれ一色なのであります。 4日前の夕方、思いもかけなかった子ひつじの誕生! (本当は思いもかけないようでは羊飼い失格なのだけど・・) 子どもたちは帰宅したばかり、ランドセルは草はらに投げてある わたしは夕飯づくりの真っ最中 フワフワさんのおしりからヒヅメがチョンとのぞいている まだ、信じられないきもち・・ 頭を切り替えて、落ち着け落ち着けと自分にいい聞かせる あかり!あかり! もうあたりは暗くなり始めていたから・・ 子どもたちはふわふわさんをやさしく擦って「がんばれ」と声をかけている つくりかけのお味噌汁がコンロにふきこぼれてしまっていた。 獣医さんはいないし、私たちもふわふわさんも初めてのお産 大丈夫かな・・・正常な時期なのかな・・赤ちゃんの大きさは充分なのかな・・ さかごだったらどうしよう・・ちゃんと生きてるかな・・ 主人はその日、どうしても抜けられない会合の予定だったから その時間までに生まれなければ、わたしが取り上げなければ・・ いろんな思いが体の中をぐるぐるぐるぐる 周期的に来る陣痛でいきんでいるおかあさんをみていると 自分のお産をいっきに思い出した。 助産婦さんがしてくれたことなんかを思い出して、やってみる 難産なのか?正常なのか?もわからない あたまがみえた!さかごじゃない! すこしづつ先へ進み始めた と、するりっとあかちゃんのからだがうまれて、 主人が受け止め、へその緒も自然に切れたようだった。 破水があってから一時間くらい・・・。さあ、おかあさんは? あかちゃんのからだをやさしくなめはじめた!よしよし! ちゃんとちゃんとふわふわさんはおかあさんになれたのです。 もう、涙涙・・ みんな夕飯のことも、おなかがすいたことも忘れて眺めていました。 主人は会合に出かけ、残った私たちは次の心配をかかえて見守っていました。 あかちゃんがちゃんと立って、自分でおっぱいを飲めるのかってこと・・ すぐにあかちゃんは、よろよろと立ち上がり、いっぽいっぽ歩けるようになった。 次はおっぱい。でもおかあさんの毛がもこもこすぎてなかなか見つけられない ニュージーランドで子牛に最初のおっぱいをあげるのは私の役だったけど 哺乳器だったよ・・・(汗) 私も一緒にふわふわさんのおっぱいをちょうだいするような格好になって あかちゃんのあごをもっておかあさんのおっぱいをひっぱって・・ あごをくいくいと動かしてあげると、そうそう上手に飲めてる飲めてる そこまですることなかったのかな・・ともおもったのだけど、あとで調べてみると 生後、5時間以内に初乳を150ml以上飲まないと死んでしまうこともあるらしかったので 必死に飲ませたことは正解だったと知って安心しました。 ちょっと飲んでは、くたりと寝てしまうあかちゃん、ヒトのあかちゃんとおんなじだ おっぱいは立ってでしか飲めないから、あかちゃんが欲しがるたびに立ち上がって 授乳するふわふわさん。 「今夜は寝られないよ!ま、ゲップさせなくていいからラクだよ」などと 先輩面をしてみる・・・。でもすっかりお母さん顔のふわふわさんに安心 その夜は心配で、夜中何度も様子を見にいきました。 生後3日はあかちゃんとおかあさんはやや狭い小屋の中に入れて出してはいけないそう・・ 赤ちゃんのためだけでなく、おかあさんが母としての自覚を持てるようにするためだとか 大切なことなんだな・・母子同室・・ ニュージーランドでは、子牛は生後すぐにお母さんから離されてしまいます。 わたしがその子達のおかあさんの役で、おっぱいの飲み方を教え、 哺乳器からミルクを飲ませていました。 でも、このひつじの親子、そして傍らにいるボン父さんを見ていると その光景の美しさに感動し、これがあるべき姿なんだと感じます。 子ひつじが生まれたことで、こんなにもやさしく、幸せな気持ちになれること そして、大切なことは何なのかを教えられた気がしました。 一日一日、瞬間瞬間ごとに成長している子ひつじをみて、不思議な力を感じています。 まんまるお月さま、雲の切れ間から 今夜もやさしくひつじの家族を見守ってくれているかな。 #
by ohisamato-kaze
| 2009-02-09 22:05
2009年 01月 26日
年が明け、もう2月になろうとしています。
年末からあっという間・・ 今年こそはていねいに暮らしたいと、毎年 心に思うのですが なんとなく過ごして、もうひと月が過ぎてしまいした。・・反省・・・・ この土日、今年になって3度目の積雪となりました。 前回は、なんと5日間も降り続き、身動きが取れませんでした。 それでも友達が遊びに来てくれて、ひとり一台ずつそりを手に よい大人が滑りまくり・・とっても楽しみました。 昨日は、標高950mにある工房での仕事の帰り、 うちの坊主たちは車道をスイスイとそりで 滑って帰ってきました。 とっても楽しそうだったので、 私も今度挑戦しようかと・・・ 今朝もまた氷点下の寒い寒い朝でした。 まだまだ一面の銀世界です。 夕べも降ったみたい・・ 小さい頃から雪の朝が大好きだった私、真っ白な美しい雪、 あのキーンとした空気と、シーンとした音が 子どもながらにたまらなく好きだったのを覚えています。 大学の絵本製作の時間に「いちばんすきな朝」と題して、 雪の夜明けを一冊の絵本にしたほど・・ そう、雪の結晶を眺めたことがあるでしょうか? あの不思議な宝物・・・ そもそも雪とは? 空気の中にある水蒸気が空の高いところで氷の結晶になったもの。 はじめは小さな小さな粒だった結晶は、何層もの雲を抜け、空の水蒸気を 取り込んで大きくなって、地上へと舞い降りてくる、それが雪。 150年もむかしのお殿さまが97個もの雪の結晶を描いた絵が 残っていると聞いたことがあるけれど いつの時代も雪の結晶は、見る人を魅了していたのだろう・・ 雪の結晶といえば、人工雪をつくる実験に世界で初めて成功した中谷宇吉郎博士。 結晶のかたちは通ってきた天の道の気象状態を語るとして、 「ナカヤ・ダイヤグラム」という結晶を読みとく印字をつくったひと。 雪の結晶を見れば、空の上のことがわかる。なんだかわくわくしませんか? きらきらと美しい雪の結晶は、空からの手紙なんだと・・・ 降り積もった雪は結晶の山、すごく贅沢な気分になります。 一度じっくりと雪の結晶観察をしてみてください。 不思議な気分、不思議な世界にトリップできます。 #
by ohisamato-kaze
| 2009-01-26 13:22
2008年 12月 13日
クリスマスまであと10日となりました。
おかげさまでおもちゃ屋のほうも忙しく、コツコツとつくっております。 クリスマスの夜に、私たちのおもちゃが、子どもたちのまくらもとに置かれるんだ なんて思ってつくっていると、なんだかほかほかと幸せな気持ちになります。 我が家では家族全員がそれぞれにプレゼントをすることになっていて クリスマスまでに何をプレゼントするかを考えるのにおおわらわ! それぞれが、ひみつのプレゼントづくりに密かに取り組んでおります。 まこと(次男、3年生)、今年は気合入ってます! 「今年は毛糸でなにかつくりたいんだぁ」という彼・・ おとうさんにマフラー、お兄ちゃんにくつ下、お母さんに手袋・・(本人の希望) ちょっとむずかしいかな・・・ で、今は大きいリリアンを使って、お父さんにネックウォーマーを編んでいます。 せっせせっせとがんばっています。できあがりがたのしみ・・ おにいちゃんや私のぶんまでガッツが残ってくれればいいな・・ クリスマスといえば「ろうそく」、 ミツバチ好きの私は「みつろうろうそく」がお気に入りです。 あの香りと灯りの色がすてきです。 冬至のキャンドルナイトにもよいですね。 近頃、私の姉がお友達と手づくりのみつろうろうそく屋を始めました。 「うさだろうそく店」 一本一本手作業でディッピングされたろうそくですが、 手づくりとは思えないほどの美しい仕上がりと 蝋がぜんぜん垂れないバランスのよさは、お墨付きです。 近いうちにホームページのほうでも紹介できると思いますので、 お楽しみにしていてください。 写真はお誕生日ケーキ用のものです。 そういえば、今夜は満月! あいにくの雨となってしまったけれど、 昨夜のお月さまもじゅうぶん美しかったので満足です。 ブログ更新日はお月さまに関係しそうな気配・・・・・ #
by ohisamato-kaze
| 2008-12-13 21:07
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